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Posted by 滋賀咲くブログ at

2011年06月03日

マイ・バック・ページ

今週火曜にオンエアでもご紹介しました映画。

あらためて、ブログでも紹介。



映画「マイ・バック・ページ」

現在公演中、

妻夫木聡・松山ケンイチ主演の話題の映画です。



舞台は1969年~1971年の日本。

人類の月面着陸に万博開催など華やかな反面、

ベトナム戦争や経済格差なども身近な問題として捉えられ、

大学では学生運動が盛んに行われていました。



そんな時代に、

新米ジャーナリストとして、理想に燃える沢田(妻夫木聡)と

革命を目指す大学生の活動家、梅山(松山ケンイチ)と名乗る男が出会い・・・








事件の犯人は、“思想犯”なのか“殺人犯”なのか

一人の人間として、一人の社会に生きる人として、何を信じ、何を求めるのか・・・




2時間ちょっとの時間、いろんないろんなことを考えました。

どうして“事件”は起こされるのか。

現代でも、海外で起こっている“テロ事件”についても

同じだと言えるところがあるんじゃないかなぁって考えたり。

一人の“仕事人”である前に、一人の人間としての判断・行動は

どうすべきなのかと悩んだり。





若者が描かれていますが、爽やかさというのはありません。

どろどろしてるし、社会の醜いところがまざまざと映し出されていて

それに血も流れます。



だけど、



ラストの、

沢田にかけられた一言が

涙を誘うのです。




現代社会に生きる多くの人に、見てほしいと思える映画でした。

  

Posted by 中井真奈 at 23:01Comments(1)レビュー